すべての感謝は、先祖から始まる

いいお墓とは?を思うとき、考えるとき・・・。

まずは自分とは何かってことが気になったのです。

 

そして、この「すべての感謝は、先祖から始まる。」の言葉が心に響いてきた。今日は、「成功する人は、なぜ、墓参りを欠かさないのか?」の本から、丸々文章を抜粋して書いてみたいと思います。

 

 

14ページから

「ありがとう」と唱えることは、とても大切なことだ。

ところが、いくら「ありがとう」と言われても、何も気持ちが伝わってこない人がいる。

それは「ありがとう」が無機質な言葉だけであり、心が籠っていないことが伝わるからだ。

もちろん、心が籠っていなくても「ありがとう」と言わないよりは、言った方が断然いい。

感謝しているけれど「ありがとう」と口に出して言わないのと、感謝していないけれど「ありがとう」と口に出して言う人がいたら、現実社会では後者の圧勝だ。

これはもう間違いない。

しかし、あなたに伝えたいのはもうワンランク上の話だ。

どうせ「ありがとう」と伝えるのであれば、本気で感謝している気持ちも相手に伝わった方が、充実した人生になるだろう。

もちろん大声で安っぽくお礼を言うのではなく、やや小声で力を籠めながらお礼を言うほうが、より感謝が伝わりやすいなどのテクニックは存在する。

だが、テクニックは所詮テクニックに過ぎず、いずれ化けの皮が剥がれる。

安っぽいメッキと同じで、剥がれて本性をさらけ出すと、そのギャップで本来の自分よりも過小評価されてしまう可能性だってある。

言葉だけでなく、本質的に相手に感謝を伝えたければ、あなたが先祖に感謝することだ。

すべての感謝は先祖から始まるのだ。

身近な先祖としては、まず親がいるだろう。

親に感謝できていない人は、誰に対しても本質的に感謝を伝えることができない。

あらゆる人間関係は、自分と親との関係の応用版だからである。

読者の中には、ひょっとしたら事情があって親を赦せないと憎悪の念を持っている人がいるかもしれない。

たとえ親があなたをどのように育てたとしても、少なくとも産んでくれたという事実は受容すべきである。

同じ「ありがとう」でも、「育ててくれて、ありがとう」というセリフより、「産んでくれて、ありがとう」というセリフのほうがより深い。

自分に命を引き継いでくれた相手に感謝することが、本物の感謝のスタートなのだから。

 

 

ここ吉川霊園の墓石をさっと見てみると、正面文字に「感謝」や「ありがとう」を彫刻しているお客様がいらっしゃいます。

今日ここに書いてきた文章のように、すべての感謝はご先祖様からなのですね。そして、今の自分という存在があるのですよね。なんだか尊いものに感じてきました。もっと大事に、もっと感謝して生きていきたいと思いました。

 

そして、手を合わせることのできるお墓があるって、やっぱりありがたいです。